2013年4月29日月曜日

空飛ぶ広報室 第1話

ここ数シーズンのところ、TVドラマで録画予約をしてまで見たい、
と思わせるものが無かった日々が続いていた。

2年ほど前に、
『TOKYOコントロール 東京航空交通管制部』
を楽しみにしていたので、その地上波版ともスピンオフとも続編ともいえる
『TOKYOエアポート 東京空港完成保安部』
も見ようと思っていたのだけれど、結局見ず仕舞いだったから、それ以来かな。

既刊の小説は全て既読の三上延氏の『ビブリア古書堂の事件手帖』は、
放送前から酷いキャスティングと、剛力彩芽の空気読まない発言で
見る気も失せていたし。
とはいえ、原作はとても大好きだったし、見ずにとやかく言うのも失礼かと
とりあえず第一話は見た。見た、というか見ようとした。
冒頭Aパートが終わるまですら耐えられずに消してしまったけれどね。
まあ、その話は、いずれ原作の話を書くときにでも。

そんな中、今シーズンは、『図書館戦争』で有名となった有川 浩の原作小説、
空飛ぶ広報室』がドラマ化されるとあって、期待と不安の中、視聴中。
有川氏って、ミリタリー色の強い(っていうかミリタリーそのもの?)舞台の中で、
女性作家らしい恋愛を絡めた視点で話を作る人だけれど、
やはりバリバリの自衛隊モノを地上波でドラマ化するというのが、
どれだけチャレンジングなことかは想像するに難くない。

まあ先の東日本大震災以来、一般的な視聴者層も、自衛隊に対するイメージは
変わってきているだろうし、有川氏自身も、図書館戦争が小説もアニメも成功し、
さらには実写劇場版まで製作されたことを考えると、いろんな意味で、
やるなら今しかないというタイミングだったのかもしれない。


綾野剛演じるF転組広報官、空井 大祐二尉。
正直ファイターパイロットという雰囲気では無い優男っぽさ、線の細さが気になりつつ、
全体としてはいい感じ、というか正直、初回から不覚にも泣かされた。
1話後半、夜の帳の降りた、百里の格納庫脇で稲葉を前に泣き崩れる空井。
その後ろを牽引されていくF15。いいシーンでした。




F転パイロットといえば、アニメ『よみがえる空』の本郷三佐を思い出すけれど、
空井のイメージは寧ろ内田三尉だね。
まあ、内田はそもそもファイター志望が通らなかっただけで、
パイロットとしては飛べたわけだし、本郷三佐もそれは同じ。
ブルー配属を目前にウイングマークを剥奪された空井とは
ダメージが桁違いだろうと思う。


稲葉 リカを演じる新垣結衣もいい感じ。元報道記者のガツガツ感は、
かなり誇張気味だけれど、初回の掴みとしてはやっぱりこうなるよね。
生瀬勝久もいい配役だと思う。会社勤め25年の自分としては、
近頃はパワハラだ、セクハラだと、部下後輩を指導するにも
いろいろ余計な気遣いをしなければならないこのご時勢、
自分たちはこういう上司に鍛えられてきたんだけどなあと思ってしまう。


稲葉がどちらかといえば自衛隊にネガティヴなベクトルで始まるのは
この手の話でお約束だけれども、自衛隊について何一つ知らないという設定を利用して、
わざとらしさを感じさせずに自衛隊にまつわる特殊な事柄を説明していくのは上手い。

そして何より光っているキャスティングは、鷺坂正司一佐を演じる柴田恭兵。
あとの話で、陸自、海自、空自の違いを表す有名な言葉が出てくるけれど、
まさに空自を体現している人ですね。


脇を固める俳優陣もいいチョイスですし、なにより原作もいいですから、
今後が楽しみです。



モト冬樹演じる浅野空幕長。いい味出してます。
唯一残念なのは、仮にも空幕長の執務室がこんなオフィス然としてるとこ。
セット作るの、そんなに大変じゃないと思うんだけどねえ。
ってかせめて机上の名札、木彫りの重厚なのにしてくれとw
これじゃその辺の会社の部長席だろ・・・

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